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MTパイプは、
地下水を強制的に捕捉し、確実な排水を可能とした二重式集水管です。
MTパイプは、二重管式とすることによって、湧出した地下水を単管に集め、地盤内への漏水を防ぎ、従来工法よりも地下水排除工の効果をより高めることのできる保孔管です。
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特長
1.孔壁に湧出する地下水を強制的に捕捉
- 2m毎に設けられた膨張性のゴムパッカーにより、湧出した地下水を堰止め、外管のスリットを通して強制的にパイプ内に取り込みます。
2.捕捉した地下水は、逃さず排出
- 外管のスリットから取り込んだ地下水は、集水ソケットを介して次々と内管を流下し、逃さず排出します。
3.目詰まりが起きにくい構造
- 外管には開口率の大きい3mm×70mmのスリットが設けられ、目詰まりが起きにくい構造となっています。また、目詰まりが発生しても管内洗浄が可能です。
4.完全工場加工製品で施工が容易
- 外管・内管・集水ソケットを1ユニットとして工場ですべての加工を行うため、現場では各パイプをねじ込んで連結させる組立作業のみとなり施工が容易です。
構造
仕様
MTパイプに用いられる材料の仕様は下表のとおりです。
※空気中の湿気程度では膨張しませんが、水に触れると膨張します。
直射日光を避け、水に触れないよう保管するなど取扱いに注意して下さい。
集水管の集水性能比較
土木研究所地すべりチームと民間企業8社が実施した共同研究※2の実験値を元にまとめ直したものは以下の通りになります。
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※1 本評価はあくまで一定条件下による室内試験の結果であり、現場での性能が本評価と一致するとは限りません。
※2 共同研究報告書453号「地すべり地における地下水排除ボーリング工の排水性能調査」表3.1.1.1既存保孔管の一覧他別紙のとおりより転載
※3 排水効率は、従来型VP管を1.0とした場合の値になります。
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