製品紹介

SEEEグラウンドアンカー工法 高耐久構造/ナット定着/摩擦圧縮型 タイブルアンカーU型 ランクA 防食構造Ⅱ相当(地盤工学会基準)

一般財団法人砂防・地すべり技術センター 建設技術審査証明書(砂防技術)取得(令和元年8月10日更新)技審証第0401号
新技術情報提供システム NETIS登録番号:KT-990309-VE(現在はNETIS掲載を終了しております)

タイブルアンカーU型は、
アンカーの維持管理を考慮した製品です。

タイブルアンカーU型を含む、SEEEグラウンドアンカー工法は、
「頭部定着具の耐震性」と「緊張力調整機能」が確認されたアンカ
ー工法です。




3.73MB

概要

テンドンの構成

タイブルアンカーU型の主索であるテンドンは、JIS G3536に規定されている低リラクセーション材の、7本および19本よりのPC鋼より線を用い、7本よりPC鋼より線はさらに7本より合わせた多重よりPC鋼より線を用いています。
許容荷重Tas=156.6~1096.2kN/本に対応できる10種類があります。

防食構造

1.アンカー頭部プレート前面

  • アンカーキャップと充填材(防錆油、防食テープ)で保護されます。

2.アンカー頭部プレート背面

  • ストッパーシース、ソケットシース、防錆油により、水や有害物質を遮断します。
  • マンションの付根部は、マンションと被覆材をラップさせ、圧着時の周圧力を作用させて高い防水性を確保し、
    テンドンを腐食から守ります。

3.自由長部およびアンカー体

  • テンドンは、防錆油を充填した被覆材により、全長にわたりグレードの高い二重防食構造になっています。
  • 圧縮型アンカーの特性により、グラウトは全長にわたり圧縮力を受けるため、テンションクラックが生じず、グラウトが防食の一つとして有効に働きます。

特長

  • 1.頭部定着具がナット式で緊張力調整の性能に優れているため、将来の緊張力変動への対応が容易で経済的です。
  • 2.二重防食構造を採用しているため、耐久性にきわめて優れています。
    • 〔防食レベル/防食構造Ⅱ相当(地盤工学会基準)〕※
    • ※高腐食環境下での本製品の適用については弊社までお問い合わせください。
  • 3.頭部定着具は、地震時でも定着機能を維持できることが確認されています。
  • 4.圧縮型アンカーの特性により、以下の優位性があります。
    • グラウト材が全長にわたって圧縮力を受けるため、テンションクラックが生じない。
    • 地盤内のせん断抵抗が大きい。
    • クリープ特性が安定している。
    • 繰返し荷重に対して安定している。
    • アンカー体には孔底から圧縮力が作用するため、定着地盤に不陸があっても対応できる。
  • 5.アンカー部材は工場において製作・組立てを行うので、高品質が確保されます。
  • 6.現場での防食加工などの組立て加工がないため、省力化が図れます。

規格一覧表

項目\呼名 F20UA F40UA F50UA F60UA F70UA F100UA F110UA F130UA F170UA F190UA
構成 1×φ15.2 1×φ17.8 1×φ20.3 1×φ21.8 7×φ9.5 7×φ11.1 7×φ12.4 7×φ12.7 7×φ15.2 7×φ15.2
公称径
(mm)
15.2 17.8 20.3 21.8 28.5 33.3 37.2 38.1 45.6 45.6
断面積
(mm2
138.7 208.4 270.9 312.9 383.9 519.3 650.3 691.0 970.9 970.9
単位質量(kg/m)
(PC鋼より線)
1.10 1.65 2.15 2.48 3.04 4.09 5.13 5.45 7.75 7.75
タイブル質量(kg/m)
(PC鋼より線
+防錆油
+ポリエチレン)
1.31 1.88 2.41 2.76 3.54 4.71 5.86 6.20 8.74 8.74
引張荷重Tus(kN) 261 387 495 573 714 966 1120 1281 1680 1827
降伏荷重Tys(kN) 222 330 422 495 608 826 952 1092 1428 1554

許容
荷重
Tas
(kN)







常時
0.6Tus
156.6 232.2 297.0 343.8 428.4 579.6 672.0 768.6 1008.0 1096.2
地震時
0.9Tys
199.8 297.0 379.8 445.5 547.2 743.4 856.8 982.8 1285.2 1398.6

※許容荷重は、地盤工学会「グラウンドアンカー設計・施工基準」(JGS4101-2012)分類ランクにもとづく。

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