製品紹介

SEEEグラウンドアンカー工法 高耐久構造/ナット定着/摩擦圧縮型 タイブルアンカーM型 〔ランクA/防食構造Ⅱ相当(地盤工学会基準)〕

一般財団法人砂防・地すべり技術センター 建設技術審査証明書(砂防技術)取得(平成26年8月10日更新)技審証第0401号
新技術情報提供システム NETIS登録番号:KT-990309-VE(現在はNETIS掲載を終了しております)

タイブルアンカーM型は、
維持管理を考慮した地盤適応性が高いアンカーです。

タイブルアンカーM型を含む、SEEEグラウンドアンカー工法は、「頭部定着具の耐震性」と「緊張力調整機能」が確認されたアンカー工法です。




1.03MB

概要

テンドンの構成

タイブルアンカーM型を構成するテンドンは、JISに規定されている低リラクセーション材の、7本よりPC鋼より線φ15.2mmを用い、これを1~7本束ねて使用し、マンション圧着加工を行い一体化します。
タイブルアンカーM型は、PC鋼より線φ15.2mmの構成本数を変えることにより、許容荷重Tas=156.6~1096.2 kNの範囲で7種類のタイプを揃えています。

防食構造

長期耐久性および安定性の高いアンカーです。

1.アンカー頭部

  • アンカーキャップと充填材(防錆油、防錆テープ等)で保護されます。

2.プレート背面

  • ストッパーシース、ストレートシース、防錆油により外部からの水や有害物質を遮断します。
  • マンションの付根部は、マンションと被覆材をラップさせ、圧着時の周圧力を作用させて高い防水性を確保し、テンドンを腐食から守ります。

3.自由長部およびアンカー体

  • テンドンは、防錆油を充填した被覆材により、全長にわたりグレードの高い二重防食構造になっています。
  • 摩擦圧縮型アンカーで、グラウトには圧縮応力が作用する機構であり、ひび割れの発生がないため、グラウトが防食の一つとして有効に働きます。

特長

  • 1.頭部定着具がナット式で緊張力調整の性能に優れているため、将来の緊張力変動への対応が容易で経済的です。
  • 2.二重防食構造を採用しているため、耐久性にきわめて優れています。
    • 〔防食レベル/防食構造Ⅱ相当(地盤工学会基準)〕※
    • ※高腐食環境下での本製品の適用については弊社までお問い合わせください。
  • 3.頭部定着具は、地震時でも定着機能を確保できることが確認されています。
  • 4.圧縮型アンカーの特性により、以下の優位性があります。
    • グラウト材が全長にわたって圧縮力を受けるため、テンションクラックが生じない。
    • 地盤内のせん断抵抗が大きい。
    • クリープ特性が安定している。
    • 繰返し荷重に対して安定している。
    • アンカー体には孔底から圧縮力が作用するため、定着地盤に不陸があっても対応できる。
  • 5.アンカー部材は工場において製作・組立てを行うので、高品質が確保されます。
  • 6.現場での防食加工などの組立て加工がないため、省力化が図れます。

規格値一覧表

項目\呼名 F20MA F50MA F80MA F100MA F130MA F160MA F190MA
構成 1×φ15.2 2×φ15.2 3×φ15.2 4×φ15.2 5×φ15.2 6×φ15.2 7×φ15.2
断面積(mm2 138.7 277.4 416.1 554.8 693.5 832.2 970.9
単位質量(kg/m)
(PC鋼より線)
1.10 2.20 3.30 4.40 5.50 6.60 7.70
タイブル質量(kg/m)
(PC鋼より線
+防錆油
+ポリエチレン)
1.25 2.50 3.75 5.00 6.25 7.50 8.75
引張何重Tus(kN) 261 522 783 1044 1305 1566 1827
 降伏荷重Tys(kN) 222 444 666 888 1110 1332 1554

許容
荷重
Tas
(kN)







常時
0.6Tus
156.6 313.2 469.8 626.4 783.0 939.6 1096.2
地震時
0.9Tys
199.8 399.6 599.4 799.2 999.0 1198.8 1398.6

※許容荷重は、地盤工学会「グラウンドアンカー設計・施工基準」(JGS4101-2012)分類ランクにもとづく。

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