特許第3700060号 商標登録第4216372号
新技術情報提供システム NETIS登録番号:KK-030022-VE(現在はNETIS掲載を終了しております)
ざぶとんわく裏込め工は、
法面における地山の不陸整形工です。
- ●切土法面や自然斜面など地山の凹凸の大小に関係なく、受圧板の設置箇所に平らな設置面を作って、均一な反力を作用させることで、受圧板の変形や亀裂、ひびわれの発生を防止し設置を可能にします。
- ●受圧板の角度調整が可能で設置角度の施工精度が向上します。
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部材
- ざぶとんわくの主な部材は外周金網と中間金網でその仕様は以下の通りです。
- 外周金網 クリンプ金網 φ2.3×15×35
- 中間金網 溶接金網 φ5.0×150×150
- 平鋼 FB 25×4.5
形状
ざぶとんわくは、受圧板の形状に合わせて製作可能です。
一般的な形状は、図1および写真1のとおりです。
特長
- 1.地山の凹凸の大小に関係なく、切土法面や自然斜面での施工が可能で、コンクリート擁壁や石積擁壁などにも適用できます。
- 2.アンカー力を受圧板によって均一に地山に伝達し、受圧板に集中力が作用せず変形やひびわれの発生を防止します。
- 3.地山と受圧板との設置角度の調整が可能であり、丁張の役割をするので施工精度が向上します。
- 4.受圧板の種類を問わず適用できます。また、特注形状・寸法での製作が可能です。
- 5.施工後、受圧板の底面や周囲の地山部分が雨水や湧水によって洗掘されることを防止できます。
- 6.空地部の緑化が確実にできます。
- 7.本工法を施工することで、アンカー削孔時の口元地山の流失や受圧板設置前の小崩壊を防止できます。
適用範囲
自然斜面から既存法面、切土法面、各種擁壁まで施工できます。
特に自然斜面や既存法面では、法面整形の掘削量と残土処理が軽減できます。
角度調整することで、設計アンカー力を有効に活用でき、工費の縮減と工期の短縮、施工精度の向上が図れます。